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- 2012.02.10 Friday
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2011年8月8日〜11日
クラスメイトのMちゃんに誘われて、急遽プロヴァンスへ旅行へ行くことになった!!
宿はアヴィニョンで、そこから美しい村々が点在するリュベロン地方を訪れる予定。
自動車ならば、隣の村まで10分位のところが多いらしいので能率的に回れるのだけれども、こんなことなら国際免許とってくればよかったね、なんて言いつつネットでみつけたバスの時刻表とにらめっこ。
アヴィニョンまでは、TGVで約3時間。案外近い。
プロヴァンスも例年よりは涼しいとは言え、南仏らしい明るい太陽がでて、気温も28℃くらいある。
寒いくらいのパリから来た私たちは、ようやく夏らしい太陽と青空に出会って、ヴァカンス気分になってきた。
メインストリートを10分くらい行くと宿に到着。
荷物を置いて、早速リュベロンの村々へ出発。
本日はリルスラソルジュと泉の美しいフォンテーヌ・ド・ボークリューズに行く予定。
駅の近くのバスターミナルは広いが、暗くてガランとしていて本当にバスが来るのか心配になったけれど、時間通りに出発。
城壁に囲まれたアヴィニョンの街を出て小1時間で、リルスラソルジュに到着。
美しい川沿いに、石造りでパステルカラーのかわいらしい建物が並ぶ。



ほどよく賑わっている。
アンティークのお店がとっても多い。
ちょっとおとぎ話に出てくる町みたい。
ランチは、広場の近くのカフェで。

木陰の涼しげなテラス席に座り、Mちゃんは南仏らしい『サラダニソワーズ』を、わたしは『ラザニア』を注文する。


ゆったりしたヴァカンス気分を堪能する。
バスで20分位でフォンテーヌ・ド・ボークリューズに到着。
泉沿いの坂道には、お土産屋さんなどがずらりと並ぶ。


対岸には岩山が青空にむかってそびえ立っている。水は透明でキラキラ輝いている。



南仏独特の暖かみのある陶器、やわらかな色彩の石けん、かわいいミルに入ったハーブなど、欲しくなるものがいろいろあったけれど、バスの時間まであまりないので早足で戻り始める。
乗り遅れたかとドキドキしたけれど、ここは時間にルーズなフランス、余裕だった。
夜は、アヴィニョンで一番人が集まっている近くの広場に行った。
周りの店のテラス席で埋め尽くされている感じだったけれど、そのうちの1つ入った。
ホントにフランス人はテラス大好きすぎるな〜。
そのお店はのお味は残念な感じだったけれど、気を取り直して夜のアヴィニョン散策にでかけた。
街の北西部から城壁の外に向かう道は、暗くて人通りもなくて、でも城塞都市の情念?というか、気配が感じられてとても怖かった。
城壁の外に出ると一転、開放的に車が走る道路とローヌ川が広がっていて、楽しい気持ちになってきた。

サン・ベネゼ橋がライトアップされていて綺麗だった。

川沿いの道を南下して行くと、大きな観覧車を発見。


おじさんが片付ける準備を始めようとしていたが、ギリギリ間に合ったようで乗せてくれた。
すごいことに、この観覧車には窓ガラスがない。オープンだ。
しかも1周しても止まる気配がない。2周目は更にスピードアップ。
そして頂上で止まったかと思ったら逆走してみたり、おじさんの自由自在。観覧車なのに絶叫マシンのような動きっぷり。
高いところが苦手のMちゃんはしゃがみこんで本気で怖がっていた。でも手だけはアヴィニョン眺めをカメラにおさめようとシャッターを切っていたのがすごい。


・・・5周くらいしてやっと終了した。
ディズニーランドパリもすごかったけれど、フランス人は絶叫マシンが好きなんだな。
昼間の美しい村々とはまた違った興奮を味わったところで、城壁内の南西部を散策しつつ宿に向かった。
このあたりは、高級なブティックやホテル・レストランがあるらしくきれいだった。


閉店後の時間帯も通行する人を楽しませるためか、ショーウィンドウや店内が美しくライトアップされていてびっくりした。画廊も煌々と明かりがついていて、夜の美術館のようだ。

ちいさな街なのにちょっと行くだけでガラっと雰囲気の違う地区があるんて。
JUGEMテーマ:旅行
8月2日
ヴァカンスを利用してパリに来ているKさんと、トロカデロのcaretteでランチ♪
Kさんが「サラダカレット」、私が「プーレサンド」、そして二人ともシードルを頼んだ。
そしたら、想像以上の迫力!!


バカンス時期のパリはとても静か。
いつも満席の賑わいのcaretteも比較的のどかで、とてもリラックスした時間が過ごせた。
本当は「ケーキもおいしいから、デザートも食べたいね」と言っていたのに、メインを完食できず・・・。とてもフレッシュでおいしかったけれど、やっぱ食べきれなかった。。。
ケーキと明日の朝ご飯用のパンはテイクアウトして、店を出た。
前日まで、ユーロスターでうつされた(たぶん間違いない)風邪で寝込んでいたので、少しのシードルで酔いが回ってしまった。
散策してたら気持ち悪くなったので、Kさんの滞在しているアパルトマンで休ませてもらった。
蔦の絡まる美しい中庭に面したステキなお部屋。
そして、ベッドが紐を引っ張ると天井から降りてくるシステム!?
パリは狭いアパルトマンが多いから、壁に収納したり天井に収納したりソファベッドにしたり、いろんな工夫があるみたい。
8月5日
ユーロスター風邪をやっつけ、Kさんとディナー。
バカンス時期でなかなかやっているお店が少ないなか、 Kさんが見つけて予約してくれたLedre-Rollinにあるビストロへ。
この夏のパリは涼しく・・・というか寒いくらいの気候が続いている。それにときどき激しいにわか雨。
パリの雨はシトシト降るものとだと勝手に想像していたのでだけれど、激しく雨が降ったと思ったら晴れて、また激しく降ったり・・・と変化がすごい。
この日も家を出る頃、ものすごい雨が降っていて、メトロまでの3分で靴の中までビショビショに濡れてしまった。
けど、目的地についてみると雨は上がっていた(^^:)
案内してくれた女性は黒のノースリーブワンピでとっても似合っていた。
こっちの人たちは、たとえ肌寒かろうと、夏を楽しむことを選ぶひとが多い。
公園に面したテラス席へ座る。
サーヴィスの男性はとても若い子が多く「バカンスだから学生のアルバイトなのかしら?」などと言いながらメニューを見る。フランス語も上手なKさん、臆することなく「あなたは大学生?」と聞いている。
前菜の「エビとアボガドのカクテルサラダ」と「ガスパチョ」はなかなか良かったと思う。


メインがなかなかこなかったり、デザートもイマイチだったけれど、雨上がりの公園の緑がすがすがしかったので良しとしよう。
会計を済ませて、お店を出ようとした途端、再び激しい雨が降ってきた。
しばらく席に戻って、雨をやり過ごす。
そしてアルマ橋の遊覧船乗り場へ。
遊覧船にはいくつか種類があるけれど、ここからは「バトームーシュ」に乗れる。

夜の10時半を回るくらいに出発。街の明かりが水面にキラキラ光るのも、歴史的な建築物やパリらしいアパルトマンが浮かび上がるのも、美しい。そして河岸に浮かぶさまざまなタイプの船もかわいらしい。


セーヌには本当にたくさんの橋がかかっている。
それぞれの橋について説明のテープが流れるのだけれど、たくさんの言語をカバーしようとしすぎて、(フランス語英語スペイン語ドイツ語・・・中国語韓国語そして日本語!)だんだん橋より遅れ気味になる(^^:)。
日本語の解説者の声が、必要以上に暗く深刻なトーンなのがちょと気になる。や、だいぶ気になった(^^:)。
昔、この場所で、そんな有名な出来事があったのね!?・・・みたいな感じで、しかもたくさんの出来事があったのね!?・・・って感じで、歴史の深さに驚く。Kさんは歴史も詳しいので、パリでたくさんの流血な出来事があったことも認識した上で、パリを好きみたいだけれど、私は認識が甘かったと思った。歴史の光と闇についてちょっと考えたりして。
サンルイ島を過ぎ、シュリー橋を過ぎたあたりでUターン。アルマ橋まで戻ってきたが止まる気配はなく、エッフェル塔を左に見ながらまだまだ進む。ミラボー橋あたりまでようやく折り返し、再び美しくライトアップされたエッフェル塔を堪能して、終了。

やっぱりエッフェル塔はいつ見ても良いな。。。♪
想像以上に充実した夜のセーヌ川クルーズでした(^^)

大通りからちょっと入った閑静な住宅街にある、Yちゃんの住むマンションはとてもきれい。向かいは学校のお庭のようで、緑も多い。
本日は、何はなくともキャスキッドソン本店☆ということでYちゃんの家を出発。
ユーロスターの発着駅、セントパンクラス・キングストン駅の立派なレンガ造りを通り、ひたすら歩く。

ロンドンはとてもレンガ造りが多い。そしてアパートみたいな集合住宅が多い。けれどもそれらにもステキな庭や花壇があったりして、ガーデン好きな国民性が伺える。
花柄いっぱいのキャスキッドソン本店は、さりげない店構えだった。
日本ではちょっと高いかな?と思うけれど、本場イギリスではどれも非常にお手頃☆ちょうどセールもやっていて、なにを買うか迷いに迷って店内を何往復もして、そしてがっつり大人買い(^^;)
次に向かったのはリージェンツパーク。門構えが王宮の入り口みたい。

中もお城のお庭みたいにきれいに手入れしてあって、バラ園があったり、超広大で端が見えない(^^;) たくさんの人が、思い思いにくつろいでる。無料でこんな優雅な庭園で休めるなんて、ロンドンの人がうらやましい。

隣接するプリムローズヒル方面に向かう。川をわたり野外劇場の横を通り、噴水のある広場を過ぎていくと、とても広い芝生の向こうに、白のポロシャツとスラックスをはいた男の人たちが見えた。

イギリス伝統のスポーツ、クリケットをしているらしい。平日の昼間に、あまりにものどかでうららかな光景でびっくりする。東京にも公園はあるけれど、このうららかさはどう考えたってない。さすがロンドン☆

見回りは馬で。乗馬の国だから。
名前に惹かれてやってきたプリムローズヒルは、芝生の広がる小高い丘だった。いちばん高いところまでのぼると、ロンドン市街が一望できた。ミレニアム観覧車のロンドンアイも見える。

プリムローズヒルとリージェンツパークの間を運河沿いに歩いていくと、『ピーターラビット』や『のばらの森の物語』にでてくるような木いちごが、うっそうと茂った緑の中にいっぱい実っていた。

運河を下り、住宅街を抜け、ナショナルギャラリーで一休みして、サヴォイ劇場へ。
途中、ウエストエンドを通過。さすがミュージカルの中心地、看板がいっぱい!

そして、今宵のミュージカルは『リーガリーブロンド(Reagaly Blond)』。
ネットでそのなかの1曲を偶然聞いて惹かれたので選んでみた。
でもちょっと残念。。。美容師役の女優さんとか、何人か魅力的な人もいたけれど、全体的にはなんか残念な感じ。主人公のとりまき女子達が、ダンサーなのにダンサー体型でなかったり、主人公の最初のフィアンセが超軽い男で、なんで主人公が彼をずっと好きなのか説得力がないところとか。。。キラキラした舞台と音楽は良かったけれど。
お客さんは、華やかな衣装や舞台に惹かれてか、家族連れや小中学生くらいの女子がとても多かった。
帰り道、ライオンキングを上演しているLyceum Teatreの前を通る。

7月28日
最終日はYちゃんと一緒にコッツウォルズ地方へ。
「コッツウォルズに行きたい」と直前に言ったものの、ネット予約も出発場所への道順も、ぜんぶYちゃんにお世話になりっぱなしでついて行きました(^^:)
日本の旅行会社の主催するツアーのバスで1時間くらいで、最初の村、チッピングカムデンへ。
独特のレモンイエローの家並みで、まるでおとぎ話か絵本の世界みたいなのだ。
時が止まったみたいな。自動車がなければ現代とわからないくらい。

フと窓から家の中をのぞくと、ちゃんとテレビを見ていたり、ふつうに暮らしているんだけどね。

夢のようなお庭のある家。


次の村、ブロードウェイで名産のハチミツなどを見たりした後、
ウィンチクームという村では、日本人がやっているティールームへ。
イギリスらしい焼き上げ系のお菓子がいろいろ。キャロットケーキやオレンジケーキやモカケーキがあり、ステキなテラスもある。

美しく平和なテラスで、おいしいお茶とケーキ。時が経つのを忘れそうになる。。。
そして最後にクリープヒルの丘。羊が放牧されている丘を登ると、コッツウォルズ地方を一望できる。

ロンドンに戻り、お世話になったYちゃんと別れて、ユーロスターへ。
セントパンクラス駅構内の五輪。

・・・いろんなところが工事中だったのは、
ロンドンオリンピックに向けて街を整備しているとのことらしい。
そんなこんなで、楽しいもの美しいものもいっぱい発見☆の、初めてのロンドンの旅でした。
たった2時間なのに、パリとロンドン、文化の違いがはっきりあっておもしろい☆
・・・まだ7月末のロンドン旅行の後半も、8月あたまに行ったプロヴァンスのこともかけてないけれど、本日のことを書いてしまう(^^;)
9月26日
残り少ないパリ滞在を楽しむべく・・・と思いつつ宵っ張りで朝は弱い習性のせいで、家を出たのは午後1時すぎ。。。
メトロに乗って、パン屋さん『ル・ブランジェ・デ・ザンヴァリット』へ。

フィガロに載ってた『リヨン風レモンクリームパイ』と『赤いプラリネのブリオッシュ』をゲット。

とちゅうの教会もすてき。
ちょっと距離があったけど12番線のsolferinoまで歩いて、映画『アメリ』で有名なAbbessesへ。
モンマルトルは治安が良くないとかいう話も聞くけれど、前回訪れたときの宿はAbbessesだったけど怖い感じはなかったし、今回の滞在でもAbbessesはやっぱり『アメリ』の雰囲気そのままの、こじんまりとかわいい街。

『アメリ』にでてくる果物屋さん。あいにくお休み。

かわいい装飾。
ダリの美術館『エスパス・ダリ・ア・モンマルトル』は迷路のような坂道をくねくね上って行った、みはらしのよい高台にあった。
想像していたよりも、怖くも気持ち悪くもなく、綺麗な色使いやシンプルな描線だし、摩訶不思議ではあるけれど簡潔な構図で、むしろ愛らしさすら感じさせる展示だった。彫刻もスマートで好き。



・・・ダリの好感度アップ。
かわいいお店のある道路を登って行ったら、ちょっとした広場にでた。
似顔絵屋さんや油絵の展示がいっぱい!


これぞモンマルトルという感じ(?)に初めて遭遇した。やっぱり画家は画家っぽいと思った。
坂が多くて絵になる景色だし、可愛いお店が立ち並んでいるし、『アメリ』の舞台で、画家の多いAbbessesにできれば住みたかったな。

サクレクール寺院からパリを一望。
急勾配の公園の階段をおりると、マネの『草上の昼食』みたいにくつろぐ人々がいた(裸の人はいない、念のため(^^:))。

Gare de Nordへ向かう途中、布屋がいっぱい立ち並ぶ一角を発見。

ちょうど服とカバンの修復用の糸がほしかったので、さっそくゲット。
布屋街を通り抜けると今度は、パーティー衣装(?)街。しかもけっこう安い。70ユーロとかでパーティードレスが売っている。ドレスだけではなく、タキシード専門店みたいなのもたくさんある。しかも子供用もいっぱい。
日本には、こういう需要はないように思われる。パリのひとはこういうのたくさん着る機会があるのかしら??
ふらふら散策すると、ガイドブックで読んだことがない発見があるものだな〜。
そんなこんなで、Gare de Nordで、ユーロスターのチケットを発券して、メトロで帰途についた。

なんだか昨日も今日も再び暑さが・・・っていうか、夏はあまり暑い日なかったのに。メトロのなかもムッと暑い。
部屋に着いて、けっこう空腹だったので、さっそく『リヨン風レモンクリームパイ』を食べてみる。

想像より皮が厚くてふつうのパイっぽかったけれど、レモンクリームが少ないけどパンチが効いていたので良かった。


9月5日
今週末でスタージュを終わらせてもらうことにした。
当初7週間の予定だったけれど、4週間であがらせてもらいます。
理由は・・・。
・トイレがないこと。
(正確にはビルのトイレがあるんだけど、見たことない古いタイプで汚くて、ほとんど誰も使っていない。)
だから毎日昼休みにカフェに行って一番安いエスプレッソを頼み、トイレを借りる。
スタッフの一人にどうしてるか聞いてみたところ、我慢出来そうにない日は、家が近いから帰って用をたしてくるそうだ。たぶん、他のスタッフも家が近い人が多いから同じようにしてるのだろう。
・8月中はバカンス時期で本当にヒマで、昼休み前に掃除したところを、昼休み後1時間くらいしかたってないのにまた掃除して帰る・・・みたいな感じで、とても内容が薄かったこと。
(同じポジションの先輩は、何かしら仕事を教えてくれたけれど、やること自体が少ないので、先輩も掃除とかし始める。)
・9月に入って通常くらいの忙しさに戻ったみたいだが、それでも手が空いて、1日に3〜4回『なにかすることありませんか?』と聞かなければならない。
たぶんレストランと違って、朝のブティックやカフェへ納品するケーキを仕上げる時間以外は1分1秒を争う必要がないし、充分に人数がいるからだろう。
・けれども、朝6時半から夕方16時か17時くらいまで帰れないということ。
・そして、想像よりたくさんの人が働いていて、部分的なパーツ作りには参加できるけれど、ひとつのケーキの最初から最後までに関わることが困難なこと。
・それに、スタージュは無給。
交通費も自腹だし、まかないも無い。その上トイレがないからカフェ代もかかってしまう。
その分学べることがたくさんあるかというと、やはりそうはいかない。
今回行かせていただいたスタージュ先は有名店で、おいしく美しいガトーを作っていて、パリのパティスリとして良い環境だろうと思う(トイレが使えないことと長時間労働らしいことを除く)。
スタッフのみなさんは日本語で挨拶してくれたり気を使ってくれるし、質問すればなんでも答えてくれるし、1日にひとつくらいは新しい作業も教えてくれるけれど。
でも掃除や片付けはみんなと同じようにするし、例えばマカロンにクリームをはさむとかの人海戦術的作業では、それほど変わらないスピードで作業してるし、お金をもらわないでこれをやり続けるのは、ふつうの日本人の感覚としては、理解できないことだ。
“有名パティスリでスタージュした”という実績がほしい人がやるのだろうか。パティシエ業界では、スタージュ経験も実績としてすごい威力を発揮するのだろうか。
私にはわからないけれど。。。
日本なら新人君も多少時給が安い場合もあるけど、無給はあり得ない。もちろん外国人労働者も。多少安いのは学ばせてもらう代金を払ってると思えば納得いくけれど、このフランスの無給のスタージュ制度は理解できないと思った。
パティスリのなかには、スタージュ生をたくさん採用して人件費をかけずに運営しているところもあるらしい。そうなると、無給の労働力として雇い主側に利用されている感じだって思う。
最近それについて若い学生達のデモもあったみたいだし、労働について正しい評価のあり方になったらいいと思う。
・・・最終的にまとめると、仕事を辞めて貯金をはたいてのパリ滞在だから、自分の時間とお金はとても大切に使いたいということだ。
うん。まとまりました。
なんか考えさせられちゃったけど(^^;)
若くないから無駄な苦労はもうしないよ。
人生は充実した時間の連続にするよ♪
ユーロスターに乗って、ロンドンに行った。
セントパンクラス駅に到着。前に一緒のお店で働いていたYちゃんと、5年ぶりくらいに再会!!
彼女は旦那様がフランス人で、香港・イギリスと、海外生活を続けている国際的なご夫婦。
徒歩15分くらいのところにあるYちゃんのお家に荷物を置かせてもらいます。
フランス語の講義を受けに行くYちゃんといっしょに地下鉄でサウスキングストンへ。
ロンドンの地下鉄は、車内がちょっと狭い。車体が丸みを帯びていて天井が低いし通路に2列に人が立つのはキツい感じ。
その間、私はヴィクトリア&アルバート美術館へ。
ロンドンのほとんどの美術館・博物館は、なんと入場無料らしい。とっても太っ腹なロンドン!!
東京も美術館が全部タダだったらすっごくいいのに。。。
内部はかなり広くて、展示物は多種多様で、絵画・彫刻・金銀装飾品・工芸品・舞台衣装・・・、世界各地の展示品もいっぱいある。
日本の展示もあった。江戸時代のタバコ入れにつけるアクセサリみたいなの(記憶があやふや・・・;)とか充実していた。
世界各地の展示があるとは言え、やはりイギリスの歴史を感じさせるものが多く、
なんていうか・・・リアルで細部まで省略せずに描写してあって、その時代のそれを用いた人達のしがらみやさまざまな想いまでまとっているような、そんな重さがあった。

講義を終えた YちゃんとCadogan Hotelで、アフタヌーヌティ。
わりとこじんまりとした清潔感あふれるホテルだった。
1階の広々したティールームには、まだほとんどお客さんがいなくて意外だったけれど、
窓際のいい感じに光の入る席に案内された。
もちろんケーキ類はあこがれの三段式のお皿で出てきた。
なんとも清楚で美しい☆

紅茶は選べて、たっぷりポットでいただきます。
下から、キュウリやサーモンのフィンガーサンド、
真ん中がスコーンとクロテッドクリーム(バターと生クリームの中間みたいなもの、これをつけて食べるとおいしい)、
上の段がイチゴのタルトとオレンジパッションのムース(だったと思う(^^:))。
TGVで2時間で行き来できるパリとロンドンだけれど、
お菓子の傾向がとても違う。
同じタルトも生地の感じや中につめるクリームが違った。
徐々にお客さんも増えたけれど、ゆったりしたお茶の時間を過ごして
仕事のYちゃんと別れ、バッキンガム宮殿あたりを散策。

ロンドンはそんなに広くない街のようだけれど、
いくつもの巨大な公園がある。

バッキンガム宮殿のとなりのグリーンパーク、セントジェームスパーク、
またすぐ近くにハイドパーク、ケンジントンガーデンズ、
ちょっと北にリージェンツパーク、プリムローズヒル・・・。
突如、『うっそうと茂ってる』と感じるくらいの緑が現れる。
どの公園もかなり綺麗だし、とってもうらやましい。
そして初日の夜は、ミュージカル鑑賞☆
『Billy Elliot The Musical』(Victoria Palace Theatre)
ロンドンには、ニューヨークの“ブロードウェイ”と並ぶミュージカルのメッカ、“ウエストエンド”があり、街を歩けばたくさんのミュージカルの看板を見ることが出来、非常に盛んなのです。
「ビリーエリオット」は、映画『リトル・ダンサー』を元にしたミュージカルでダンスの見せ場がいっぱいありそうだからと選んだけれど、これが想像を上回るすばらしさ!!
ほんとツボです。。。☆ミ
とにかく主役のビリー役の男の子のバレエやアクロバット、タップダンスが本当に魅せてくれる!大人になったビリーとのパ・ト・ドウ(男同士だけど)は二人のバレエの美しさとともに、リフトやフライングでさらに幻想的な高揚感を感じさせてくれる。
そして最大の見せ場、「バレエを踊るとき何を感じるか?」と聞かれ歌いはじめる『Electricity』のシーン。若干14歳の男の子のバレエが本当に圧巻!! ここでスタンディングオベーションが起きる(^^)
他にも、ゲイ気のある親友マイケルと一緒に彼のお母さんの洋服を着ながら踊るタップのシーンも楽しい。マイケル役の子もとても芸達者で魅せてくれる。
ビリーの家族やバレエの先生など周りの大人達は、喜怒哀楽どれもリアリティーのある演技で、バレエ教室の女の子達やリトルボーイという小さな男の子もかわいい。
そして、カーテンコールには全員踊るんだけど、どうみてもダンス体系でない大人達もみんな想像超えの達者な踊りで楽しませてくれる。
超大満足☆ミ

すっかり暗くなった街に浮かび上がるビリーの看板を記念撮影。。。(^^)
卒業の朝。
金曜日はいつも午前中だけで、のんびりした空気の漂う週が多かったが、
昨日校長先生に『じゃ、明日はシュクレ練習ね』というお言葉をいただいたので
最後の最後にシュクレに再トライ。
先生方もバカンス前最後の出勤らしく、朝ミーティングが長引き、更に時間がなくなったけれど、花びら作りに最後の気合いをいれる私たち。
確かにシュクレは専用の道具がないとできないし、パティスリの日常業務ではほとんどやることがないと思うから、めったにないチャンスなのです。
バカンスはニースに行くO先生、今日もバラの作り方を、順を追ってみせてくれる。
わたしの花びらを見て『もっと丸く、真ん中をくぼませる』って間近で見本を見せてくれたのに、引っ張るときにのびすぎて、やっぱり先生みたいに丸くふくよかな花びらにならない。ふちをわずかに折り返すのも同じようにできない。
でも、時間いっぱいやったなーと思うので、またトライするチャンスがあったら、
今日よりマシなのを作れるように習ったことを記憶に刻みつけておこうと思う。
いそいでシュクレを片付けて、先生や職員と私たちにもみんなシャンパンが配られ、卒業祝い。
先生方全員のサインの入ったディプロムが手渡された。早かったなー。
そして記念撮影。
シャンパンを飲みながら、みんなで写真を撮り合ったりしばし談笑していると、
気づくとO先生がいない。
まさかと思いきや、どうやら既に更衣室で着替えている模様。
バカンスに旅立つらしく、L先生のバイクで駅まで送ってもらうみたい。
ア然とする私達、いそいでお礼の言葉を言ったり、握手をするのが精一杯。
にこやかにバカンスに旅立っていきました。
他の先生方とはこのあとツーショット写真を撮らしてもらったりしたのだけれど、
肝心の、さんざんお世話になったO先生と撮れなかったことが、たいへん心残り(;;)
先生や職員のみなさんは、バカンス前はいわば年度末のようで、大掃除や仕事の整理に戻ってゆき、私たちは、こころゆくまで写真を撮りあったり、余韻をたのしんだ。
みんなの作品。それぞれが個性的で、綺麗でたのしいでしょ。





帰り際、玄関で校長先生に、
「いつでも扉は開いているから」
と温かい言葉と温かい笑顔で送り出され、学校を後にした。
・・・そして夜は、クラスメイトみんなでレストランへ。
いつも学校でもらったお菓子やパンで食費をうかして喜んでいた私たちには、めったにないフレンチのディナーです。
フィガロで見つけた『ジャディス』というお店、学校からとても近くてびっくり。
甘いもの大好きなわたしたちは、そろってお酒が苦手だけれど、この日はお祝いだから少しだけ♪
料理はどれもクオリティーが高くて大満足。



デザートまでしっかりいただき、記憶に残る楽しい1日をしめくくった。
この後は、多少のバカンスを挟み、それぞれのお店で約2ヶ月のスタージュです!!
オーストラリアのWちゃんはパティシエなので、スタージュはせず、ご両親とイタリア旅行に。
その後、シュクレの短期講習を受けてから帰国するか迷っている様子。
私は、8月15日からスタージュが始まる。来週はユーロスターに乗って、ロンドンのYちゃんのところにおじゃまする予定。
・・・大好きなお菓子に囲まれて、たくさんたくさん学び、たくさんたくさん味わった、とってもギューっと濃厚な3ヶ月間でした。ほんとうに。
みんなありがとうです、感謝。。。☆ミ
これからは、習ったことを生かして、たくさんのしあわせなお菓子を作りたいです(^^)♪